台南における多彩でユニークな魅力の因縁を囲って、台湾100年の歴史の起源をたどります。本展示エリアの基本コンセプトは「円」。7つの物語とともに台南の町の移り変わりを主軸とし、伝統芸術と革新的芸術の衝突や交流などが体感できるようになっています。地元に根付く歴史が現代の祭りと出会うという基本概念をもとに、展示エリアと観客との相互作用を創り出しています。
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1《龍来台湾》-彭力真メインランタンは、干支にちなんで「龍」をモチーフにデザインされました。龍が海を駆け巡るように、風に乗り、波を押し分けて進む壮大な姿が表現されています。また、台南の太陽光発電産業の先進的かつ持続可能なグリーンエネルギーであるフラレーンC60(炭素原子60個で構成)と、太陽電池封止材であるEVA(エチレン酢酸ビニル共重合樹脂)を組み合わせることにより、光の効果がもたらされました。さらに国際的に認められた台南の太陽光エネルギー貯蔵システムがメインランタンの光源制御を担っており、歴史上最も省エネなランタンとなりました。2024年の台湾ランタンフェスティバルは、これまでとは一味違った王者の風格を持つメインランタンの登場となり、第35回を迎える当フェスティバルが台南で開催されることを誇らしく思い、喜びを伝えています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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2《龍来台湾》-彭力真(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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3《龍来台湾》-彭力真(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
2024年は甲辰木龍年。五行説によると金は水を生み、水は木を生むという相生の関係があるため、縁起の良い「金龍、水龍」が作られました。伝統工芸と科学技術を組み合わせたメディアアートに機械的な動きを組み合わせ、科学技術と伝統工芸によって吉祥を表す金龍と水龍が精錬されました。【山聚金龍、祥雲山間(金竜が取り巻く山々に雲海が広がる)】と【海川水龍、奔浪掀雨(水龍は大河を駆け上り、大波を掻き立て風雨を巻き起こす)】の二頭の龍によって「七色に輝く雲海が山々を取り巻き、湖や川の水が大海へ流れる」様子を描き、縁起良い龍年であるよう祈っています。
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1《山聚金龍、祥雲山間》 -藍永旗金竜が取り巻く山々に雲海が広がる(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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2《海川水龍、奔浪掀雨》-藍永旗水龍は大河を駆け上り、大波を掻き立て風雨を巻き起こす(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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3《山聚金龍、祥雲山間》 -藍永旗
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4《海川水龍、奔浪掀雨》-藍永旗
元宵節は、新年を祝う大切な祈りの行事であり、新しい年に輝かしい光を灯して幸運をもたらします。そのため、「一定成功(必ず成功する)」と名付けられた本展示エリアは、人々の学習、事業、家庭などにおけるそれぞれのビジョンや目標をコンセプトにデザインされており、メインランタンを中心に展開され、すべての願いが叶って必ずや成功することを祈っています。
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1《福泰安康》-黃文全台南はかつて台湾で最も繁栄した国際的海洋都市でした。そして媽祖は海洋を守る女神として民間で信仰されていました。西洋における海神のイメージとは異なり、媽祖は実在の人物が神格化した神様で、海の生き物やすべての人々を守る無私の精神を示しています。そのため、媽祖信仰は地域や民族を超えた海洋平和文化であるとも言われています。本展示エリアは、媽祖をテーマに掲げてランタンのイメージが作られました。左右には千里眼と順風耳という守護神が護衛し、新しい一年の幸せと健康を祈願しています。国家や社会、人々が抱く理想や目標がすべて順調に進み、成功を収め、平穏無事に過ごせますよう祈っています。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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2《升官成功》-黃文全懸命に仕事をしてきたカニは、長年の苦労と努力が実を結び、ついに職場で昇進することになりました。これまで積み上げてきた日々によって出世という成功を手に入れたのです。勝利を喜ぶカニは風に乗って海を破り、手をあげて皆さんと共に喜びを分かち合っています。そして、皆さんにとって新たな一年が成功と出世の年となりますよう祈っています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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3《比賽成功》-黃文全成功への道は、しばしば苦労が伴います。新しく迎えた一年において、いかなる困難に遭遇しようとも屈することなく努力をし続ければ、最後には困難を乗り越えて最高の栄光を得ることができるでしょう。そのために、元気で可愛い小海星(ヒトデ)が競争(比賽)で優勝する姿をイメージして作られました。新たな年にそれぞれの皆さんがどんな技能や分野においても「勝星」を獲得し、成功できますよう祈っています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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4《安產成功》-黃文全ギリシャ神話で「海馬(タツノオトシゴ)」は、海神の乗り物とされ、海龍科に属します。ほとんどの動物は、メスが出産を担うのですが、ご存知の通り、海馬は例外でメスが卵をオスの育児嚢に産み付け、オスがその育児嚢で育てて出産します。多くの文化圏において海馬は出産や育児の象徴とされているため、安産で健康な子供が生まれること、そして子孫が代々繁栄することを伝えています。可愛らしい海馬が縁起物として扱われ、出産を迎える人々の安産を祈願しています。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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5《研発成功》-黃文全イルカは大変聡明で高い知能を持つ生き物であると言われています。近年、台湾の科学テクノロジーの発展が国際的に注目されていますが、このランタンはイルカの持つ高い知能と学習能力をコンセプトにデザインされました。科学者たちの秘める潜在能力とインスピレーションが刺激されることにより、より優れた技術が開発され、台湾が世界に導かれるようにと伝えています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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6《理財成功》-黃文全一粒の輝く真珠が形成されるには、辛い鍛錬を経験しなければならず、忍耐と粘り強さを持続させる必要があります。投資も同様で、すぐにリターンがもたらされるわけではありません。しかし、努力も負担も惜しまず尽していけば、夢はいつか実現します。このランタンは光り輝く真珠を主軸に、貝殻のそばでせっせと働くエビがデザインされ、大切な物を守り抜く情景が描かれています。これが理財という資産運用においても成功のカギであるのです。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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7《結婚成功》-黃文全愛は昔も今も変わらず、私たちが関心を寄せる大きなテーマです。結婚式という形で愛のロマンスを表現するため、台湾にしかいないサクラマス(台湾マスともいう)が主役となり、結婚を控えた新郎新婦を祝福しています。お二人の末永い幸せと夫婦円満を願うとともに、せっかく手に入れた愛のご縁がいつまでも続くことを表しています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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8《睡飽成功》-黃文全十分な睡眠は、私たちにとって健康と幸せを維持するために大変重要です。しかし、多忙な現代社会において「休むとは、遠くまで進むためのもの」とわかっていながら、口先だけになりがちです。そこで、寝ることが大好きなアザラシを作品に採用し、皆さんへメッセージを伝えています。アザラシは、体力を蓄えるために長い時間眠ります。長時間の睡眠は生きていくための基本的な性質であるのです。どうか、皆さんもよく寝てください。睡眠こそ成功の早道なのです。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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9《学習成功》-黃文全タコは海の世界では高い知能を持つ生物とされています。タコには優れた記憶力があり、様々な環境にも適応する能力を持ち合わせています。タコは8本の足をそれぞれ思い通りに動かすことができ、このようなマルチ能力が高い知恵の象徴とされているのです。タコのような高い学習能力が授かり、異なる環境においてもチャレジして成功をつかみ取れることを願っています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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10《恋愛成功》-黃文全童話の中のリトル・マーメイド(小美人魚)は、きれいなお姫様。美しい容姿と歌声で人々をひきつけます。愛の魔法を持つリトル・マーメイドは周囲にピンクの泡をまき散らし、その場所に来た人々に恋愛する幸せをもたらします。この新しい一年にピンクの泡をたくさんまき散らして、皆さんの恋愛成就を願います。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
17世紀のオランダ統治時代は、熱蘭遮城(ゼーランディア城)を中心に植民地体制が樹立され、台湾はこの頃から世界との交流が広がりました。大航海時代を迎えると、台湾の豊富な物産が海を渡って世界各国へ輸出されるようになり、台湾は「海上の真珠」と美称されました。本展示エリアでは、海の真珠と呼ばれる生態および産物の宝物を、シナリオプランニングで活用し、光と影によって海の冒険ストーリーを伝えています。
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1《亜海発見号》-陳佳揚17世紀のオランダ統治時代は、熱蘭遮城(ゼーランディア城)を中心に植民地政権が進められ、これを機に台湾は世界と交流をするようになりました。大航海時代を迎えると、台湾の豊富な物産が海を渡って世界へ輸出されるようになり、台湾は『海上の真珠』と美称されました。 「亜海発見号」は、オランダ東インド会社の商船をモデルに設計され、その外観を参考に制作されました。光に乗って夢を追い求めた海の勇者たちによって『海上の真珠:台湾』という宝物が発見されたのです。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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2《亜海発見号》-陳佳揚
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3《亜海発見号》-陳佳揚
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4《亜海発見号》-陳佳揚
「水」をテーマの核心に置き、歴史、文化、自然、アートを融合させて嘉南平野における水利灌漑の重要性を浮き彫りにさせました。 メインランタン「光渠流年」は、巧みに設計された水道管が水利システムの強固さを象徴しており、流れるように設計された水道管は過去の歴史を彷彿とさせ、大地を潤して、連綿と続く稲穂の波を育んでいるかのように見せています。円を描く階段は、観客を水流へと導くような視聴感覚を与え、押し寄せるパワーを感じさせてくれます。稲穂の波をイメージさせたランタンは、斬新なインスタレーションと光によるリズムで嘉南平野の田園風景を表現しています。
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1《光渠流年》-禹禹藝術工作室台南曾文川の北に位置する烏山頭ダムの水は、用水路を通って田畑へ流れ、嘉南(嘉義及び台南)平野一帯を肥沃な大地に生まれ変わらせ、嘉南地域における穀倉との美名を得ました。 本作品「光渠流年」は、ランダムに挿入された管渠と流れる光の効果を利用し、水利灌漑システムの強靭さと生命力、そして連綿と絶え間なく流れるイメージを象徴しています。幾重にも重なる層が楕円を形作り、それはまるで空を見上げるような目のようです。過去から現在に至るまで先人や農民たちが苦労し、創り上げてきた台南の栄光に敬意を表しています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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2《「嘉南豊韻」ランタンショー》-ペッパーコーンズ インタラクティブ メディア アート水が主軸となる「嘉南豊韻」は、4つのテーマエリアと結び付けた全エリアにおけるランタンショーです。水霧とランタンの光が交じり合って、ぼんやりとした幻想的な雰囲気を作り出し、澄んだ水と生命の重要さを象徴しています。流れるようなリズムが目の前に現れて祭典を演出します。
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3《山孕土沃》-詹維欣農作物は天候に大きく影響を受けるため、農家の人々は、常に天候の変化を気にしながら(天を見てご飯を食べると言われる)大自然を敬っていました。雲から降り落ちる雨は万物の宝物のように大地を潤します。山林は生命を育むエネルギーとなり、連なる山々に注がれ、沁み込んだ多様なるエネルギーが川を下って野山を巡り、大きな用水路へと流れて肥沃な土地を育みます。その恵みを存分に受けた穀倉地帯は今後も途切れることなく代々受け継がれ、豊富な農作物を提供し続けます。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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4《盈盈》-成若涵この作品は、汗水、工事、用水路、稲穂の波、豊作というトピックを通して、「天を見上げる田んぼ」だった頃の嘉南平野が今日「穀倉」と呼ばれるようになった過程を描いています。過去を描写することにより、先人たちの苦労と努力に感謝し、大切に思いやる気持ちを伝えています。
台湾軌跡展示エリアは、台湾の鉄道文化や伝統的なランタン技法、列車などをテーマに挿絵や彫紙アートのほか、全エリアにおけるランタン音楽の演出を集結させ、投入型インスタレーションによって制作されています。伝統、イノベーション、ランタンの放つ光、音楽など多彩な要素を融合させたことで、観客に視覚と聴覚で楽しむ饗宴を提供しています。
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1《環島遊溫泉》-藍永旗台湾の温泉から得たインスピレーションを独特なランタンのデザインに組み込んで、温泉の持つ神秘的な美しさを見事に表現しました。台湾観光PRキャラクターであるオーション(喔熊)が列車に乗って皆様を台湾の壮麗な山川巡りにお連れします。また、のんびりと温泉を満喫しているオーションは、心身ともにこの素晴らしい癒しの地に溶け込んでいるかのようです。この温泉地に身を投じれば、誰もが温泉の楽しさを満喫でき、温泉がもたらす快適性によって心身ともに癒されることでしょう。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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2《解憂火車》-藍永旗解憂列車ランタンは、台湾鉄道の「藍皮解憂号(愁いを晴らす列車)」を基本概念におき、台湾東部の自然景観をテーマに、彫紙アーティストと伝統ランタン工芸家が共同で制作しました。台湾の鉄道は悠久の歴史を有し、それぞれの線路や駅には独自の痕跡が刻まれています。線路や駅それぞれに備わった独特の魅力が人々を魅了し、その人気は留まることを知りません。ガタンゴトンと音を立てながら、列車が青い海や緑いっぱいの山林を走り抜けると、まるで絵の中にいるような気持ちにさせてくれます。鉄道の特色が台湾の人文風情を表しています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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3《台湾鉄道テーマ「百年鉄道」》-藍永旗台湾は東アジアの宝島と呼ばれ、息をのむような素晴らしい自然景観を擁しています。この島は山脈が四方に延びて、海岸線に覆われています。このように多様な地理的特徴によって、壮大な山々や青い海、緑の田んぼや野原、そして独特の生態系が育まれています。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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4《台湾一日》-藍永旗「台湾一日」と名付けられたランタンは、台湾高速鉄道社の「700T型列車」をコンセプトに制作され、台湾西部の都市景観と台湾の美食がテーマになっています。台湾高速鉄道が南北を結んだ台湾の特色を彫紙トーテムが象徴しています。高速鉄道は各大都市に停車し、高層ビルが立ち並ぶ街や田舎を駆け抜けます。高速鉄道により、忙しい合間にも各地のグルメを味わうことができます。地元風情に触れて特色ある美食をぜひご体験ください。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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5《高速鉄道テーマ「一日台湾」》-藍永旗台湾―それは活力と多文化に満ちた宝島です。台湾の西側は現代建築と美食文化が合わさった都市です。高速鉄道(高鉄)は、一本の躍動する動脈のように西側の各都市を繋ぎ、多彩な景観を見せてくれます。本ランタンは台湾の西部地区を中心に制作されました。伝統的なランタンの技法を用いて現在の姿を鮮明に表現し、屋台文化の魅力を人々に伝えています。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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6《福森翱龍》-藍永旗「福森翱龍」と名付けられたランタンは、森林鉄道「福森号」をコンセプトに制作され、台湾林業における文化がテーマとなっています。アーティストは福森号を空高く上っていく龍に見立てて、台湾林業の発展を表しました。福森号が生い茂る森林を行き交い、森林開発を担って台湾の経済発展に貢献したことを伝えています。福森号の存在は、静かな森林に活気をもたらし、人々に林業文化の魅力を教えてくれました。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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7森林鉄道テーマ「森の鉄道」台湾は美しい自然が満ちた島で、見事な高山と森林を擁しています。台湾の森林鉄道と高山鉄道は、それぞれ大自然の美しさを繋ぐ役割を果たしています。鬱蒼と茂る樹林や険しい山脈を横断すれば、息をのむほどの素晴らしい景色を堪能することができます。本ランタンは台湾の森林鉄道と高山鉄道を基本概念に置き、阿里山や太平山など高山風景区に焦点を当てて制作されました。この地に育まれた大自然の美を敬い、愛する気持ちを表現しています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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8「観光鉄支隊」ランタン2015年、台湾を愛する宇宙人キャラクターのMr.tenとMiss.oneは台湾鉄道「進化1001号」の車掌に就任し、観光客の皆様を台湾の観光スポットへご案内してきました。しかしながら、台湾には面白いスポットが多すぎて、二人の車掌では手が回らなくなりました。そこで、彼らはチームを結成し、様々な観光促進を行うことにしました。このチームは「観光鉄支隊(鉄道観光支援隊)」と名付けられました。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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9《糖業鉄道絵巻》-藍永旗烏樹林レジャー園区の人気者である蒸気機関車SL370を基本概念におき、台湾の製糖業をテーマに制作しました。アーティストは蒸気機関車の汽笛を龍の鳴き声に例えて、台湾農業の繁栄を表しました。蒸気機関車が生い茂るサトウキビ畑を行き交い、サトウキビを各地に運ぶ様子は、台湾の製糖業の発展に貢献したことを伝えています。蒸気機関車の機体は歴史の痕跡で満ちており、それはまるで一頭の巨大な龍が山や川を飛び回って、美しく永遠に続く歴史絵巻を織りなしているかのようです。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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10《糖鉄テーマ「鉄道甜蜜蜜」》-藍永旗台湾には豊かで独特な製糖業の歴史があり、かつては世界における砂糖産業の重要な一環を担っていました。この歴史の中で欠かすことのできない役割を果たしたのが鉄道でした。甘い(甜蜜蜜)砂糖を運ぶ鉄道は、豊かな台湾の地で育まれた農産物を遠くの世界各地に届けました。 この度のランタンは、かつての製糖業の歴史の中に存在するロマンチックな情景を丹念に再現しています。まるで私たちを製糖業の黄金時代へとタイムスリップさせてくれたかのようです。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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11《台湾鉄道百景ランタン》-藍永旗彫紙アーティストが精魂込めて制作した本作品は、台湾の六大駅からインスピレーションを得ています。彫紙アートの技法によって各駅の特色が巧みに表現されています。台湾鉄道の発展の歴史を背景に、台南駅、高雄駅、宜蘭駅、屏東駅、台中駅、台北駅という6つの駅の風景を統合させて、台湾鉄道の多様で豊かな風采を表現しています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
伝統的概念と時代の流れを融合させた展示エリアでは、安平剣獅の形が取り入れられています。八方から人や物が集まってくるような八卦造型を平面に配置し、水、火、木、金、土の五つの元素が万物組成であるという五行説を概念に置いて企画されています。剣獅のアーチ型門をくぐると、四つの小さなランタンエリアに囲まれたメインランタンが現れ、台南における古今の風情を表現しています。中央には、「歩歩高陞(一歩一歩高く昇る)」と名付けられた動く光の彫刻が特別にデザインされています。
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1《步步高陞》-大觀創意團隊球体状の発光体を組み合わせて造られた立体的なイルミネーションは『一歩一歩高く昇る』ことを象徴しています。進歩を追求し、繁栄をもたらすという素晴らしい願いが込められており、台湾のチェロ演奏家である張正傑さんとドイツのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による台湾民謡改訂版「丟丟銅仔」の演奏がこの作品に彩りを添えます。台湾の人々が故郷に帰って新年を迎え、楽しく幸せに過ごす情景を呼び起こしてくれます。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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2《宝島龍光》-大觀創意團隊台南の建築様式を取り入れ、フォルモサに龍が舞い上がる様子を表現したランタンには、台南建築様式の美が精巧にデザインされています。伝統的なランタンやネオンなど多様な照明器具が使われており、視覚でも存分に楽しめるデザインによって、台南の多彩な風貌を表しています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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3《盛意延年》-大觀創意團隊台湾の町中で輝きを放つレストランの看板と古い街並みにおける元宵節の照明により、熱気あふれる美食の大通り情景が作り出されています。足を踏み入れれば幸せをもたらし、長寿と健康を祈る美しいひと時へと導いてくれます。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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4《戲夢時光》-大觀創意團隊台湾映画産業がテーマの本作品には、「台南全美戯院(劇場)」の外観が壁にリアルに再現されています。さらに手書き映画看板の巨匠・顔振発さんによって描かれた映画看板を組み合わせたことにより、昔懐かしい映画館の思い出が蘇ります。5G XR LEDのモバイルステージを巧妙に融合させ、そこへAI技術を組み合わせることにより、ポスターに溶け込んでいくような新鮮な感覚を体験することができます。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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5《流金歲月》-大觀創意團隊本展示エリアのテーマは「流金歳月」。大小さまざまな淡い白色の四角錐で塩山のイメージを表し、かつて先人たちが苦労して築き上げた製塩業が今もなお台湾人の心に深く刻まれていることを象徴しています。浄水池入口は古跡・台南水道のイメージを表現しており、ヨーロッパ様式のトーチカが古典的かつ印象的な装いを見せています。その昔、台南の民生用水を改善させた重要な場所が今再び人々の目の前に姿を現しました。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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6《劍獅護佑,引吉納福》-大觀創意團隊8つの剣獅は、各々に「吉祥、如意」、「喜び、健康」、「祝福、平安」、「光明、富貴」を象徴し、邪気を払って祈りを捧げています。大きな赤いランタンには、金石学の大家である陳宏勉さんによって「一回り歩けば、家内安全・無病息災」という祝辞が書かれており、人々の幸せを祈願しています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
「鯤島精霊」を題材に、一頭の見えない鯤島精霊が「フォルモサ:台湾」を見守っている様子を表しています。「育む」という意味を込めて色彩、トーテム、線などを活用し、光球に生命力を与え、異なる色の光で「山、川、河、海」と「空」を表現し、そこへクジラと組み合わせて、様々な生態系の活発さと多様性を表現しています。光の点が川となり、鯤島を守り続ける語り手となってフォルモサの生態、海洋、島における文化の美を伝えています。
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1《鯤島融光》-藍永旗文人たちはかつて、台湾を「鯤島」と呼んでいました。1624年になると、台南の台江内海あたりに台湾初の町が形成され、台湾が世界と出会う道が開かれました。この時から鯨のように悠々と泳ぐ「フォルモサ:美麗の島」を世界に知らしめたのです。 2024年台湾ランタンフェスティバルは、【台南の起源から台湾物語を語る】という七つ章で構成されています。物語形式で、【鯤島精霊】をテーマに、東アジアの海に浮かぶ「フォルモサ・台湾」を一頭の見えない鯨に様変わりさせました。この鯨は「台江内海」に留まり、台南を起点に鯤鯓(こんしん)へ足を踏み入れ、その後、台湾を守る鯤島精霊となりました。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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2《鯤島融光》-藍永旗(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
「世界と友達」というテーマで、台湾の美しさを世界に広め、時空の境界を打ち破って生態系が織りなす景観と繋ぎ、豊かで多様な空間を創造します。輝く光で台湾の美を照らし、世界との共存共栄を願っています。世界中の皆様が台湾へご旅行にいらっしゃることを心より歓迎します。
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1《友你真好》-李春平、邱俊憲、張懷生国際共融展示エリアでは「世界と友達」をテーマに、台湾の素晴らしさを世界に広めます。観客はモバイルデバイスを使って、対話型の体験が楽しめます。願い事を書いた自分だけのデジタルランタンは、5Gのクラウド・インタラクティブ技術と組み合わせて作られており、100人の祈りが360度の大型立体スクリーンに集まって空へ上がっていきます。どの角度から見ても自分の作ったランタンが見られる仕組みです。古くから伝わる元宵節と現在の科学テクノロジーを完全に融合させることにより、有意義で感動的なインタラクティブ体験をもたらしています。(Photo:Director DENG,WUN-BIN)
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2《暢遊同名趣》-李春平「暢遊同名趣(同名の魅力を楽しむ)」と名付けられたランタンは、列車とオーベア(喔熊)、そして特色ある風景などの要素を織り込み、台湾と日本で同名の32の駅名が展示されています。蝶の形をした太陽光の飾りが対比効果を生み出し、鉄道の魅力を際立たせています。活発な視覚風情が同名駅の背後に秘めた豊かな歴史風情を伝えます。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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3《ワクワクの観光都市-名古屋》-李青芸名古屋城は美しい名古屋市の象徴で、中部電力MIRAI TOWER (テレビ塔)は、日本の有形文化財の一つです。タワーの中には、世界初のテレビ塔ホテルがあり、名古屋城の素晴らしさを間近に感じることができます。このほか金シャチ横丁には、名古屋ならではのグルメや娯楽が集結しています。これら名古屋の魅力と面白さをランタンに表現しました。また、「はち丸」「だなも」「エビザベス」「かなえっち」という可愛い名古屋市の公式マスコットキャラクターたちも登場します。ワクワクの観光都市(讓人充滿期待的観光都市)-名古屋は、皆様のお越しを心よりお待ちしております。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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4《歓迎 北海道・札幌》-梁崑德日本の最北端に位置する北海道。県庁所在地は札幌で、経済、文化、行政の中心となっています。札幌の夜景や四季折々の景色は、国内のみならず海外の観光客からも人気を集めています。 毎年2月上旬に行われる「さっぽろ雪祭り」は、代表的なイベントの一つで、各種の氷雪イベントや大雪象などが美しい銀色の世界を創り出し、観光客を魅了しています。郊外にある定山渓温泉は、冬の温泉を楽しむのに最適な場所で、可愛い河童のマスコットにも出会えます。美しい景色だけでなく、豊かなグルメ、有名なサッポロビールなども堪能できます。スキーに温泉にグルメ…など、魅力があふれていますので、ぜひ北海道・札幌へお越しになって、ご当地ならではのご旅行をお楽しみください。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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5《清流の故郷―高知県》-翁賢良高知県は四国の南部に位置しています。降り注ぐ太陽の恵みと豊かな海岸線を擁し、四万十川や仁淀川などの清流が織りなす風景が魅力です。高知県は過去10年間で「グルメがおいしい都道府県ランキング」1位を二度獲得するなど、ご当地の山や川、海の幸は大変有名で、人気があります。 タイガーエア台湾は、毎週水曜日と土曜日に「桃園―高知」間の直行便を運航し、「スタートラベル(燦星旅遊)」社は、パッケージツアーも打ち出していますので、ぜひ高知へお越しください。そして自然が豊かな高知の秘境を体験し、ご当地グルメを存分にご堪能ください。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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6《四国・香川県「瀬戸内国際芸術祭2025」記念ランタン》-翁賢良香川県は、四国の東北部に位置し、「讃岐うどん」で有名なところです。特に台湾では人気が高く、「香川県はうどん県」と呼ばれるほど愛されています。この作品は、香川県の魅力を伝えています。オリーブ公園にあるギリシャ風の風車や赤と白のストライプが可愛い「めおん」フェリーのほか、ギネス世界記録に登録された瀬戸大橋なども見られます。香川県は日本で一番小さな県ですが、観光資源は豊富で、訪れる価値のある場所です。この特別な一年にぜひ香川にお越しいただきますよう願っています。そして、唯一無二の日本旅行をご体験ください。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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7《歓迎「幸福の国、山口」 HAPPINESS YAMAGUCHI》-梁崑德山口県は日本本州の西端に位置し、豊富な自然資源を擁しています。魅力あるアウトドアが体験できるほか、おいしいグルメや文化が世界各地の旅行者に比類ない感動をもたらし、「幸せの国、山口」と称されています。提灯「幸せのダルマ」は、山口県を代表する「フグ」と、幸運を呼ぶ「ダルマ」を合わせて制作されたもので、新たなイメージキャラクターとなりました。また、「錦帯橋」や「元乃隅神社」、山口県の各観光スポットも組み込まれています。《ニューヨーク・タイムズ紙》の「2024年行くべき52カ所」に山口市が選ばれた喜びも伝わるラタンです。ぜひ山口県を訪れ、思い出に残るディープな旅をご体験ください。
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8《歓迎・日本最大蟹の産地-鳥取県》-白貓設計整合有限公司鳥取県は大阪から北西の位置にあり、「鳥取砂丘」で有名なところです。県内には日本有数の「境漁港」があり、カニの水揚げ量は日本一を誇るため、「蟹取県」とも呼ばれています。7,8月を除く10か月間はいつでも取れたてのカニが食べられます。 鳥取県は「名探偵コナン」や「ゲゲゲの鬼太郎」を生み出した作者の出身地で、「青山剛晶ふるさと館」や「水木しげるロード」、「水木しげる記念館」など、マンガやアニメに関する施設があります。「スーパーはくと名探偵コナン号」に乗って鳥取のカニを味わうだけでなく、温泉や桜の名所など特色ある観光スポットもぜひ探索しに来てください。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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9《美濃と和紙あかりアート》日本の岐阜県にある美濃市は、岐阜県中部にある小さな町で、中部国際空港から車で1時間半ほどのところにあります。山に囲まれ、長良川、板取川など清らかな水源を擁し、江戸時代の「卯建」(うだつ)建築が見られる歴史ある街並みや美濃和紙問屋などが有名です。 美濃和紙は、1300年の歴史を誇ります。毎年10月には「美濃和紙あかりアート展」が開催され、美濃和紙で作ったあかりアート作品が展示されます。美濃和紙を使ったあかりアート作品は全国から募集し、審査後に卯建建築物の並ぶ街並みに展示されます。 江戸時代の面影を残す町を歩き、優しく光る美濃和紙の美しさをお楽しみください。素晴らしいイベントですので、岐阜県美濃市へ足を運んで探求してみてはいかがでしょうか。
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10《咲き誇る伊達の旅 宮城》-藍永旗宮城県は日本の北東に位置し、日本三景の一つ「松島」を擁しています。四季折々の美しい景色が魅力で、残雪の蔵王連峰を背景に咲き誇る「一目千本桜」はとても有名です。ランタン作品には、清楚で可憐な姿の宮城伝統工芸品「こけし」と、戦国時代の武将・伊達政宗公の甲冑姿をモチーフにした「むすび丸」がお目見えします。 宮城では、壮麗な風景が満喫できるほか、ご当地グルメや多彩な文化も楽しめます。ぜひ宮城県を訪れて、素敵な旅のひと時をお過ごしください。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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11《近鉄で関西を遊ぼう》-翁賢良近鉄グループは、鉄道事業を中心に、百貨店、飲食店、ホテル、レジャー施設など多角的な事業を展開しています。鉄道範囲は、大阪、京都、奈良、名古屋、三重伊勢志摩のエリアで、日本最長の私鉄でもあります。観光特急「しまかぜ」に乗って、三重県の伊勢神宮へお参りに行ったり、観光特急「あをによし」に乗って奈良公園を訪れたりすることができます。近鉄グループの傘下にある超高層ビル「あべのハルカス」や世界最大級の水族館「海遊館」などレジャー施設も充実しています。今年のランタンは、近鉄沿線の観光地と近鉄グループが運営する施設を組み合わせて、長年愛され続けている観光スポットを再現しています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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12《東武鉄道グループによるランタン》-藍永旗東武鉄道は東京を起点に、栃木県の日光、鬼怒川温泉、足利、埼玉県の川越など有名な観光地を結んでいます。また、東京スカイツリー、百貨店、ホテル、遊園地、動物園、バス、観光船、ロープウェイなど60以上の連結子会社を傘下に持っています。今年出展するのは、新型特急列車スペーシア Xと東京スカイツリー、大型提灯です。さらに新型特急列車スペーシアXで行く「日光」の東照宮で有名な「見ざる、言わざる、聞かざる」の「三猿」も加わり、作品に彩りを添えています。台湾ランタンフェスティバルを通して、台日観光の交流が促進され、観客の皆様にとって、幸せ多き年となりますよう願っています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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13《ソウル冬日ホリデー》-Puuung皆さんに特別な旅行をお勧めします。韓国の伝統的な衣装「韓服」を着て、伝統建築である「韓屋」の前を大切な人と散策してみませんか。 ソウル観光財団がご紹介するのは、美しいソウルの韓屋が見られるスポットです。徳寿宮の脇にある小道から益善洞、恩平韓屋村、北村韓屋村、景福宮、昌徳宮、昌慶宮、雲峴宮などを訪れて、伝統と現代が融合する魅力を体験してください。 ソウルの旅は、忘れられない特別な思い出となることでしょう。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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14《セントクリストファー(セントキッツ)とネービス大使館による観光列車から見る景観》-黃文全セントクリストファー(セントキッツ)とネービスを走る小さな観光列車に乗って、独特な島々の景観を楽しみましょう。緑豊かな山脈や素晴らしい邸宅、美しい建築物が目に飛び込んできますので、目を見開いてカメラを準備してください。グリーンベルベットモンキーが木の上にぶら下がっている可愛いショットが撮影できるかもしれません。耳を澄ませてたくさんの驚きを発掘してみませんか。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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15《ベリーズマヤの鹿舞とピョンピョン巨嘴鳥》-陳祖榮ベリーズ(Belize)は、我が国にとって中米地域の重要な友好国で、すでに国交樹立から35周年を迎えました。ここ数年、経済、貿易、観光、文化の方面において交流が盛んに行われています。ベリーズはかつてマヤ帝国の中心地であったため、国内には600を超える貴重な遺跡が発見されています。 ランタンは、主に古代マヤ文明のピラミッドが存在する熱帯雨林の生態を背景に制作されました。前方には動物の仮面と衣装をまとったベリーズのマヤダンサーが伝統的な「鹿の舞」を踊っています。別のランタンには、ベリーズを代表する国鳥・巨嘴鳥(きょしちょう)が飛びまわり、国樹のマホガニー(桃花心木)と国花のブラック・オーキッド(黒蘭)が咲いている様子が再現されています。これらはベリーズが文化遺産や自然生態の環境を懸命に保護していることを示しています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
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16《煌めくインドネシア》-李建男インドネシアのジャワ島にある「ボロブドゥール寺院遺跡群」は、世界最大の仏教寺院です。9世紀のシャイレーンドラ朝時代に建てられ、世界七不思議に認定されています。 「インドネシアのピラミッド」とも呼ばれ、セメントやモルタルなどは一切使わないで建てられており、まるで巨大レゴのおもちゃのようです。その構造にはもちろん接着剤なども使われていません。寺院には浅浮彫りの石細工があり、仏陀の生涯が生き生きと描かれています。上から見下ろすと、仏教金剛乗の中のマンダラ「壇城」のように見えます。階段状の建物は、三つの異なる境界を象徴し、巡礼者たちを仏法において最高と言われる「涅槃(ねはん)」へと導きます。ボロブドゥール寺院遺跡群は、かつては火山灰に埋もれていましたが、1814年に発見され、1970年代に修復が開始されました。学者たちからは、最も完全な形で残っている世界最大の仏教建築群であり、他に類を見ない芸術的価値ある遺跡だと評価されました。現在「ボロブドゥール寺院遺跡群」は、世界で最も貴重な宝物とみなされています。(Photo:Tourism Administration, M.O.T.C)
審査は2024年2月20日(火曜日)、21日(水曜日)に行われます。お楽しみに!
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