これは物流パレットと鉄骨を再利用して作られた有機的造形で、大型植物と機械の要素を組み合わせ、1つの非常にクリエイティブで生命力溢れる憩いの場所を作り上げました。昼間はそのがっしりとした力強いフォルムを鑑賞し、夜はサラサラと水が流れるような河川のイメージを楽しむことができます。光が流れる面と日よけになっているクワズイモの葉はグリーンエネルギーによって光を放っており、ロマンティックで静かな環境を人々に提供します。 この「テクノロジーのオアシス」という作品は、機械パンクスタイルにテクノロジー感と自然の植物を融合させ、発光する渓流によって幻想的な荒野の湿地を形作りました。自然の中にある物を用い、そこにテクノロジーを融合させて、自然とテクノロジーの共存と調和を表現することを創作の理念としています。彼らはこのランタンエリアが人々にとってインスピレーションと静けさが得られる場所となること、また同時にテクノロジーの進歩と自然の美の融合の場となることを願っています。 驚くことに、このランタンエリアにあるランタンは全てグリーンエネルギーによって発光しており、これは全台湾初の試みであるとともに、エコやネットゼロといった世界的なトレンドに合致した展示ともなっています。これらの作品はソーラーパネルや水素発電機などが用いられており、それらから電力を得てランタンエリアに光を提供しています。こうした装置を用いることは省エネに役立つばかりでなくCO2排出量も減らすことができ、環境に益をもたらします。 ここは1つの、想像力をかき立てる場所。都市の喧騒を離れて大自然のオアシスに溶け込むことのできる場所。私たちはここで、まるで森の守り主のように人々に生命力とパワーを届ける巨大な植物のオブジェを見て楽しむことができます。私たちはここで、オアシスの中で太陽の恩恵を受けることができます。私たちはここで、自然とテクノロジーの無限の可能性を模索するとともに、テクノロジーの渓流と森とオアシスの魅力を体験することができます。

本作品はもともと沙崙グリーンエネルギーテクノロジー展示場に展示されているパブリックアート「ソーラーツリー」で、エネルギーツリーカーネルライトや棒状ライトおよびスターガーランドライトを用いてソーラーツリー下方のやや暗い部分の明るさを増強しています。白いエコプラスチック素材のたくさんのランタンとソーラーライトモジュールを組み合わせて作られているツリーカーネルは木の中核と魂を表し、周囲の空間を柔らかな光で照らし出します。 私たちはいつもソーラーツリーを見上げてその壮観さに感動していますが、地面に落ちている小さな種の存在は見落としがちです。これらの種は、巨大な成果が決して偶然的に発生するのではなく、時間の中に埋もれた数々の失敗の上に成り立っているということを示唆しています。これらの小さなカーネルライトは、まるで積み重なった数々の挫折のよう。幾百もの研究プロジェクトの中の、恐らくたった1つのプロジェクトだけが、芽を出すチャンスを得ることができます。こうした小さな光たちの貢献が無ければ、テクノロジーのスムーズな継承と成長もあり得ないのです。

本作品はもともと沙崙グリーンエネルギーテクノロジー展示場に展示されているパブリックアート「太陽の果実」で、作品の内部にミスト発生装置を設置し、作品がもともと持っている色の温かみや色艶との相乗効果によって燃える炎のような印象を生み出しています。ビームスポットライトによって作り出された天を劈くような一筋の光は、まるでソーラーパワーの種子が土を突き破って芽吹くかのよう。2019年に開設された沙崙グリーンエネルギーテクノロジー展示場は、ちょうど場内に立っているソーラーツリーのような存在で、そこに作品を展示しているメーカーはその果実のように、毎日太陽の光からエネルギーを取り込んで成長しています。いくつかの取り組みは市場の荒波に抗えず地に落ちてしまうかもしれませんが、いくつかは様々な困難を乗り越え、熟した大きな実を結びます。時間が積み重なり熟成していったとき、テクノロジーのパワーとビジネスチャンスが、種子のように勢いよく弾けるのです！

稲妻は人々を驚かせる自然現象の1つですが、大自然のパワーと神秘性を表すものでもあります。稲妻の発生は雲の中の氷の結晶と水滴がぶつかり合い、プラスの電荷とマイナスの電荷が分離することから始まります。そして電荷の差が一定の程度に達した時、雲と地上の間に強大な電場が生じ、空気を電離させて、電荷の通り道が形成されます。この時、大量の電流がこの通り道を流れ、眩しい閃光と耳を震わす雷鳴が生み出されます。稲妻の電流・電圧・温度はいずれも非常に高く、人類のテクノロジーが制御できる範囲を遥かに超えています。そのため、古くから世界中の多くの民族が稲妻に対して畏敬と恐怖の念を抱き続けており、そこから様々な神話や伝説が生まれています。それらの物語の中で、稲妻は邪悪の象徴であったり、人々を畏れ慎ませる神罰であったりします。 本作品は、「エネルギーエリア」の広々とした草原に設置されたエリア全体に及ぶランドアートで、稲妻からインスピレーションを得、稲妻の形やルートを模しつつ、エリア内の他の作品とも関連性を持たせた配置となっています。本作品の試みは、—グリーンエネルギー由来のクリーンなエネルギーが稲妻の導電経路に沿ってエリア内の各アート作品にエネルギーが供給される様を描き出すことです。光を細やかに変化させながら、稲妻が発光しながら移動する様子を効果的に表現しています。作品は規模が大きく気迫があり、非常に壮観で、見ているとあたかもその場で実際に起きているかのような錯覚に陥ります。そしてその臨場感と気迫から受け取る直観的な感覚を通じて、観覧者は古より人類のDNAの中に刻まれている自然の力とのロマンティックな対話を体験するのです。 作品の制作に際しては稲妻の物理的な原理や現象を参考にしており、稲妻の閃光はステップリーダーとリターニングストークの2つの段階に分けることができます。ステップリーダーとは電荷が空気中で最適な通り道を探す際に形成される1つ1つの分岐で、リターニングストークとは通り道が貫通した後地面から上に向かって電流が流れる際に生じる最も明るい閃光を指します。作品の光の変化は、この2つの段階に基づいて設計されています。観覧者の皆様は最も美しい場面を写真に収めたい場合、リターニングストークのタイミングによく注意すると、その一瞬の輝きを捉えることができるでしょう。